家づくりの予算オーバーを解消!原因やコストダウン方法を紹介!
2023年5月8日
家づくりで多くの人が悩むのが予算についてです。
間取りや設備に理想やこだわりを詰め込み過ぎた結果、予算オーバーしてしまうことは少なくありません。
予算オーバーした場合、間取りや設備を見直し、コストを削減する必要がありますが、中には削らない方がよい場所もあります。
今回は、家づくりで予算オーバーになってしまう原因やコストの削減方法、コスト削減しない方が良い部分をご紹介します。
□家づくりで予算オーバーになる原因とは?
1つ目は、家づくりにかかる費用やローンで借りられる金額を把握していない事です。
そもそも家づくりには、本体工事費用・付帯工事費用・諸費用・土地代金などの費用がかかります。
本体工事費だけで予算を組んでしまうと、予算オーバーが起こりやすいです。
また、住宅ローンの借り入れ可能額が想定より下回り、足りないというケースもあります。
なるべく早めに事前審査を受け、自身の借入可能額を知ることも大切です。
2つ目は、こだわりたい部分の優先順位が付けられていないからです。
家づくりにおいて、デザインや設備、間取りなどはこだわりたい方も多いでしょう。
確かに、こだわりを持って家づくりを行うことは大事です。
しかし、こだわりの優先順位が付けられていないと、万が一、予算オーバーになった際に対応できなくなってしまいます。
3つ目は、入居後の費用が考慮できていないからです。
家は建てた後にも費用がかかります。
入居した後のコストを抑えるためには、初期費用が多少高くても、機能やアフターサービスの質が高いものを選ぶのがおすすめです。
□予算オーバーになってしまったら?コストの削減方法をご紹介!
万が一、予算オーバーしてしまった場合はどのようにコストを削減すれば良いのでしょうか。
ここでは、実践しやすいコストの削減方法を4つご紹介します。
*設備や性能を削る
住宅設備のランクを落とすことで最も簡単にコストを削減できます。
ランクによっては、1つランクを落とすだけで予算を10万円程度削れます。
また、少し古いモデルに変えるだけでも、コストを削減できる場合があります。
中には、太陽光発電を取り付けたい方もいらっしゃるでしょう。
まずは、予算と照らし合わせて、難しいようであれば後付けで取り付けるという選択肢も検討しておくと良いでしょう。
*後付けできるものは自分で手配する
住宅の設備には、後付けが難しいものと後付けできるものがあります。
後付けできる設備のうち、今すぐ付けなくても生活に支障がないものは、後から自分で手配することで、コストの削減になります。
なお、なくても問題なさそうな住宅設備でも、生活していくうえで必須のものもあるため注意しましょう。
*間取りを見直す
「窓の数を減らす」「和室を作らず全室洋室にする」「部屋数を減らす」など、間取りを見直してコストを削減する方法もあります。
ただ、コスト削減をやりすぎてしまうと満足度が下がり、後悔につながってしまう可能性があるので設計者に相談するのがおすすめです。
*床面積を削減
延べ床面積が広ければ広いほど、建築にかかる費用は上がっていきます。
また、2階建てより3階建ての方が建物の強度の観点からも費用がかかります。
間取りに余裕ある設計にしている場合、3階建てを2階建てにして、床面積の削減を検討してみるのもひとつの方法です。
固定資産税は床面積が広いほどかかってくるので、節税にもなります。
□コスト削減しない方が良い部分とは?
予算オーバーしたからといって、むやみやたらに設備や間取りのコストを削るのは危険です。
中には、コスト削減しないほうが良い部分もあります。
以下、コストの削減をしない方が良い部分です。
・断熱材
・耐震装置
・セキュリティ
・外構工事
それぞれ詳しくご説明します。
断熱材を安くしてしまうと、夏は熱く、冬は寒い家になってしまいます。
その状態だと、冷房やヒーターなどの使用頻度が増えて電気代が上がり、結果的に支出が多くなってしまうため、できるだけ削らないようにしましょう。
耐震装置を削るのは、地震が多い日本では危険です。
家族の命を守るためにも耐震装置のコストダウンはしない方が良いでしょう。
セキュリティに関しては、安心・安全に暮らすためにも、削るのは避けた方が良いでしょう。
防犯ガラスやテレビ付きインターフォンなどの防犯設備は、オプションであっても採用しておくと安心です。
外構工事は、外から最も見える場所なので、削ってしまうとみすぼらしい印象になってしまいます。
また、コスト削減のために門や塀を作らないと、プライバシーや防犯上の心配も出てきます。
そのため、外構は過度なコスト削減をしないことをおすすめします。
□まとめ
見積もりの段階で予算オーバーしてしまうケースは、決して珍しいことではありません。
予算オーバーにならないためには、どこをこだわり、どこを削っても良いのかなど、しっかりと優先順位を付けることが非常に重要です。
そうすることで、どの設備をグレードを下げる・削れば良いのか、後付けできるものは何かなどがわかってくるようになります。
設備や間取りを削る際は、独断で決めるのではなく、工務店の担当者とよく相談して決めるのが安心でしょう。
一関市、陸前高田市、気仙沼市、奥州市周辺で家づくりに不安がある方はぜひ当社までご連絡ください。